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論文

Amphoteric character of cadmium hydroxide and its solubility in alkaline solution

市川 富士夫; 佐藤 忠

Journal of Inorganic and Nuclear Chemistry, 35(7), p.2592 - 2594, 1973/07

https://doi.org/10.1016/0022-1902(73)80336-7
 被引用回数：5

高速遠心法ならびに陰イオン交換法により、アルカリ溶液中のカドミウムの溶存状態が、カドミウム濃度の凾数として研究された。アルカリ溶液中で微量のカドミウムは-1価の陰イオンとして存在することが陰イオン交換法により明らかとなった。遠心のデータに基づき、H$$^{+}$$と含カドミウム陰イオン(HCdO$$_{4}$$$$^{-}$$)の活量積が計算された。その値は、カドミウムの初期濃度が10$$^{-}$$$$^{4}$$~10$$^{-}$$$$^{7}$$Mの範囲でほぼ一定で、(1.79$$pm$$1.15)$$times$$10$$^{-}$$$$^{2}$$$$^{0}$$であった。以上の結果に基づき、pHおよびカドミウム濃度の凾数としてのカドミウムの存在状態を与えるダイアグラムを作製した。

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